1回目で体重がいきなり3キロ減ったこともあって、
正直どこかで「今回も何か変化があるのかな」と思っていた。
でも2回目は、そういう分かりやすい変化はなかった。
少しだけ、がっかりした自分がいた。
その代わりに感じたのは、
**1回目より確実に増している「しんどさ」**だった。
仕事は、抗がん剤を入れる日とジーラスタの日以外は休まなかった。
今思えば、よく行っていたなと思う。
でも当時は、できることなら仕事は休みたくなかった。
1回目よりしんどさは増している。
自分でも、それは感じていた。
それでもまだ仕事には行ける。
だから私はいつも、
「自分の限界は、いったいどこにあるんだろう」
と考えていた。
仕事中、ふとした瞬間にしんどさが襲ってくる。
ただ「だるい」というだけではなかった。
目をつぶると、ぐるぐると渦を巻くようなものが見えることがあった。
息苦しさを感じることもあった。
そして、いつも心のどこかで、
「横になりたい」
と思っていた。
理由もなく、急に体が重くなる。
これも抗がん剤の副作用なのかな。
「やばい」と思いながらも、
なんとかその場をやり過ごそうと必死だった。
同じようなしんどさがさらに強くなった、抗がん剤3クール目の記事はこちら
不思議なことに、仕事から帰っても家事はそこそこやっていた。
掃除や洗濯など、普段やっていたことを特別サボった記憶もない。
食事も、体のことを考えて手作りすることが多かった。
しんどい。
横になりたい。
それでも、動けないわけではない。
仕事にも行ける。
家事もできる。
ご飯も作れる。
だから余計に、自分の限界がどこなのかわからなかった。
病気になると、
「無理しないでね」
と言われることがある。
もちろん、心配して言ってくれている言葉だと思う。
でも当時の私には、
どこからが「無理」なのか、よくわからなかった。
仕事に行けているなら、まだ大丈夫なのか。
家事ができるなら、まだ大丈夫なのか。
それとも「横になりたい」と思っている時点で、もう無理をしているのか。
その境目は、自分でもよくわからなかった。
治療中の体の状態も違えば、仕事や家庭の事情も人それぞれ違う。
休むことを選ぶ人もいれば、できる範囲で普段の生活を続ける人もいる。
きっと、正解はひとつではないんだと思う。
私自身も、自分の限界がどこにあるのかを探りながら、その日その日を過ごしていた。
でも、体は少しずつ変わっていた。
1クール目より、2クール目。
確実にしんどさは増していた。
この頃から感じていた、言葉にしにくい違和感。
なんとなく、おかしい。
でも、まだ大丈夫。
そう思っていた。
この「なんとなく」が、
次のクールで一気に現実になるとは、
この時はまだ思っていなかった。




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