仕事が終わってから検査結果のお話をしていただくと言うことで
病院に向かい、誰もいない待合室で平常心を保とうとひたすら思っていた頃
名前を呼ばれて診察室に入って行きました
先生は、いきなり、というか
『実はね、がんが見つかりました』
心の準備をする暇もなかった
頭の中がふわっとモヤがかかったようになり
それでも、先生のお話はちゃんと聞かねばいけない しっかりしなきゃ
一瞬でどこかに堕ちていくような感覚を覚えました
ダメだ、集中できない・・・
『左の脇の下に転移が見られます』
『がんの大きさは、約2センチで、ステージは、Ⅱaだね』
ステージ2か でもまだ検査もしなきゃだし、もっと酷い可能性もあるかも
『右側は、約1センチで、脇の下の転移はなさそうだね』
『先生、それは左から右へ転移したと言うことですか?』
そうではなく、左と右のがん細胞の違いも教えてもらいました
診察室を出て、会計待ちの時間
受付には若い男の人が二人 もう夜なので、辺りには誰もいない状態
呆然としている自分 でも無意識にまず電話をかけたのは
保険屋さんでした・・こんな時でも、こんな時だからこそお金のことを考えちゃいますよね
医療保険に入っているので、色々確認。
がんになったことで、毎月の支払いはしなくて良くなりました
あとは、手術や入院になった時どうしたらいいのか
保険の話は、また別で書きますね
その次に電話をかけたのは娘にでした
多分ショックは受けたんだろうと思いますが、気丈に励ましてくれました
そうだ、やれることは一つずつやるんだ
その日から一週間程は食欲があまり出ず でも負けるもんか
お次はPET/CT検査をやるらしい
明日には、上司とあと仕事に関係する人達には伝えよう 休みも取らなきゃいけなくなる
よし、寝よう