マンモトーム生検が怖すぎて一度中断。それでも2回目は乗り越えた私の体験談

乳がん

乳がんの検査を進める中で、私は「マンモトーム生検(吸引式乳房組織生検)」を受けることになりました。

マンモトーム生検は、乳房の病変に針を刺し、吸引しながら組織を採取して詳しく調べる検査です。

私は最初、この検査がどんなものなのか、いまひとつピンと来ていませんでした。

「細胞をちょっと採るくらいなのかな?」

そんなイメージだったんです。

ところが実際には、局所麻酔をして乳房に針を刺し、組織を採取する検査。

え。

麻酔するの?

おっぱいに?

まじですか。

この検査、痛そうだよ……。

歯を抜いたことがある方なら分かると思いますが、麻酔って「効いてしまえば大丈夫」でも、その麻酔を打つときが痛かったりしますよね。

それを、おっぱいに打つの?

痛いよ。
怖いよ……。

そして実際に検査が始まり、胸に麻酔の針が刺さりました。

痛い!!

しかも、まだ麻酔です。

このあと本番が待っている。

「私、これ絶対に耐えられない」

そう思ったら、どんどん気分が悪くなってしまいました。

先生からは、

「まだ何もしてないよ」

と言われてしまいました。

そうなんです。

まだ何もしていないんです。

麻酔を打っただけ。

なのに私は、すでに限界でした。

結局、一度目の検査は途中で中断。

日を改めて、もう一度行うことになりました。

私は昔から、血や採血が苦手です

私は昔から、採血をしたり、怪我をして流血しているところを見たりすると、気が遠くなることがあります。

健康診断で、とても上手な方に採血してもらったときもそうでした。

ほとんど痛みを感じていないのに、気分が悪くなってしまう。

痛いから怖い、というだけでもないみたいです。

これが関係しているのかは分かりませんが、今でも強烈に覚えている出来事があります。

私が5歳くらいの頃。

母が一階の窓から頭から落ちて、ものすごく出血したことがありました。

まさに血の海。

幼かった私は、

「お母さん、どうなるの?」

と、ただただ怖かったのを覚えています。

幸い、隣のおばさんがすぐに気づいて救急車を呼んでくれて、母は大事には至りませんでした。

あれだけ出血したわりには、思ったより早く帰ってきた記憶があります。

今だから笑って話せますが、子どもの私には相当怖い出来事でした。

今でも血が苦手なのは、もしかすると、あの記憶も少し関係しているのかもしれません。

もちろん、本当のところは分かりません。

ただ、私にとって「血」や「針」は昔からかなり苦手なものなのです。

二度目は「絶対に逃げるもんか」

そして迎えた二度目の検査。

今度は、

「もう絶対に逃げるもんか」

と思っていました。

これ以上、先生たちに迷惑をかけられない。

その気持ちが大きかったです。

今思えば、体調が悪くなって検査を中断することは、決して「迷惑をかけること」ではありません。

でも当時の私は、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

二度目は、また気を失いそうになったときのために、あらかじめ点滴ができるようルートも確保。

先生も万全の準備をしてくださっていました。

そのことも、私には安心材料になっていたのだと思います。

付き添ってくれた看護師さんは、20代後半くらいでしょうか。

ちょっと怒ってる?

そんなふうに感じてしまう、少しきつそうな印象の方でした。

「こんな検査で、ここまで怖がる人いる?って思われてるのかな……」

なんて考えたりもしました。

でも、そんなことを考えても仕方がない。

今日はやる。

とにかく、頭の中がパニックになりませんように。

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、本気でそう思っていました。

そして、いよいよ麻酔です。

痛い。

何か所か刺されて、正直、

「ヒーーーー!!!!」

という感じでした。

でも、一度目で麻酔の痛みを経験しています。

「これくらいの痛みが来る」

と分かっていたことが、今度は逆に助けになりました。

そして組織を採取するとき。

麻酔をしていても、私の場合は「シカッ」とした痛みを感じました。

でもそのたびに、頭の中で、

「大丈夫、大丈夫」

と言い聞かせました。

たしか右2か所、左2か所だったと思います。

先生は手際よく、サクサクと検査を進めてくれました。

実際よりずっと長く感じましたが、今度は途中で気分が悪くなることもなく、無事に終了。

終わった瞬間、

「何事もなくてよかった」

と言われました。

本当に、よかった。

そして私は心の中で思いました。

私、よくやった。

よく乗り越えた。

終わってしまえば、気分は晴れ晴れ

検査後は、

「麻酔が切れたあとに痛みが出るかもしれないから、ロキソニンを飲んでね」

と言われ、痛み止めを処方されました。

ところが、あれほど痛みを怖がっていた私なのに、検査が終わったら気分は晴れ晴れ。

麻酔が切れてからも、思っていたほどつらくありませんでした。

痛みより、

「終わったーーー!」

という安心感のほうが、ずっと大きかったのかもしれません。

一度目は、麻酔の段階で気分が悪くなって中断。

先生には「まだ何もしてないよ」と言われる始末。

それでも二度目には、ちゃんと最後まで受けることができました。

もし今、マンモトーム生検を控えていて、

「怖い」
「私に耐えられるかな」

と思っている方がいたら。

大丈夫なんて簡単には言いません。

だって、怖いものは怖いですから。

でも安心してください。

ここに、一度目は途中で中断した人がおります(笑)

こんなに自分がチキンだったなんて。

ぴよこだけに。

参考にした情報

この記事内のマンモトーム生検(吸引式乳房組織生検)に関する医学的な説明は、以下の情報を参考にしています。

国立がん研究センター がん情報サービス「乳がん 検査

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