手術と入院中、正直しんどかったこと②

さて、一般病棟に戻りまして

手術直後のような激しめの痛みはひき、それでもドレーンが刺さっているところは痛みだったり少し違和感ありで、横向きで寝ることも出来ない状態でした。

痛みを紛らわすのと、歩いて回復を早めるということで、暇さえあれば廊下を行ったりきたりするのをずっとやっていました。歩くときに邪魔なので、ドレーンの袋をポシェットにいれ(病院で貸し出してくださいました)点滴には繋がれてたので点滴を吊るす台?を手で押しながら。

入院中はご飯は作る必要なく味も良く、今でも思い出すのは、豚ロース肉をマヨネーズで焼いたもの。あれは美味しかった。

手術が終わってしまえば、やることといえば、食事か睡眠か散歩か。散歩も段々楽しくなってきて気分が上がってきました。

後は傷が治るのをひたすら待てばいいんだって、晴れやかな気持ちで過ごした気がします。

でも、どうしても最初は出来なかったこと。

切った部分を見ること。 現実と向き合うこと。

手術をして3日ほど経った頃ふと、とある看護師さんに言われました。

『傷はもう見てみたのかな』

一瞬ぎくっとなりました。

前開きのパジャマの上からでも分かる、明らかに膨らみがない左側。

『えっと、まだです』『そっか』

最終日の前日にはシャワーの許可が出て、その時やっと傷を見たのですが、思った以上に酷いものでした。ザクザクと切られた跡になっていて、傷跡は紫色になっていてショックを受けてしまいました

それに当たり前なんですけど、左胸は完全に無くなっていました。

こんなこと思っちゃいけないかもしれないんですけど、正直こんな見てくれになってしまって涙が出てきました。

でも、不思議なんですけど、無いはずの胸がまだあるような感覚にびっくりしました。 脳が勘違いしたのかもしれないですね。 それとも私が切ったのをまだ受け止め切れなかったのか。

一週間の入院生活が終わり家に帰る日が来て、先生に3つのドレーンを抜いてもらい、痛みのような異物が刺さっている感覚からようやく解放されました。

やっと帰れる。こんな時だけれど、仕事に復帰することばかり考えていました。せっかくドレーンが抜けたのに、まだ数回体液を抜きに来ないといけないと言われた時は、軽く絶望しました。

まだこの時は標準治療の内容もあまり分かっておりませんでしたので、手術が終わっても全然まだまだ治療の始まりに過ぎませんでしたが、またそれもお話させてください。

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