乳がんと告知されて、まず調べたこと
乳がんと告知されたあと
いつも頭にあるのは
いつまで生きられるんだろうということでした。
すぐそこに死が潜んでいるかもしれない恐怖。
怖いのにネットを見るしか
その時の私にできるのはそんなことくらいでした。
ひたすら検索。
「乳がん」と打ち込むと、「検診」「ステージ」と続き――
その次に出てきた言葉が「生存率」でした。
思わずクリックした「生存率」
自分がどのくらいの確率で生きられるのか。
それが分かれば、少しは安心できるかもしれない。
なんてことは思いませんでした。
だってそんなものはただの気休め。
そこまで思うほど冷静じゃなかったもの。
ただひたすら
取り憑かれたようにクリックしていました。
数字を見ても安心できなかった
ステージ2の5年生存率は95%以上。
でも、その数字を見てもピンと来ないのです。
安心はできませんでした。
そんなデータを見ても
私の立ち位置はわからない。
「じゃあ残りの数%に入ったら?」
そんな考えが頭から離れなかったんです。
知れば知るほど不安になった
さらに調べていくうちに、
5年生存率には再発した人も含まれていること
過去のデータが元になっていること
も知りました。
「こんな数字見たって私に当てはまるわけない」
そう思ったとき、安心するために見たはずの情報なのに、
不安のほうがどんどん大きくなっていきました。
夜中どころか、仕事中でもパソコンで何度も検索していました。
同じ生存率の記事を何度も開いて、
同じ数字を見ているのに、
不安は全然消えてくれませんでした。
あのデータを見て安心する人っているんですかね?
それに加えて、
「再発したらどうしよう」という恐怖も強くありました。
私はHER2陽性といわれるタイプで、
悪性度が高い
どのページを見ても
悪性度が高い
やんなる。
再発・転移
見たくもないワード。
そればかり追ってしまうのです。
知れば安心できると思っていたのに、
知るほど怖くなっていきました。
不安すぎて、誰かに聞きたかった
正直、あのときは「誰かに大丈夫って言ってほしい」と思っていました。
でも、家族や身近な人には逆に心配をかけてしまいそうで、
なかなか本音を言えませんでした。
もし同じように不安でいっぱいなら、
一人で抱え込まずに
専門の人に話を聞いてもらうのも一つの方法です。
最終的に思ったこと
生存率はあくまで“統計”であって、
自分の未来を決めるものではありません。
頭では分かっていても、
気持ちが追いつくわけもなく
数字に振り回されてしまいました。
それでも最終的に思ったのは――
お医者さんを信じて、ひとつひとつの治療を確実にやっていくこと。
それだけが
いまの私にできることなんだと思いました。
まとめ
乳がんの生存率は他のがんに比べたら
高いと言われています。
でも、実際になった人はそんな風には
思えないのです。
たくさん調べて、不安になって、また調べて――
そんな時間を過ごしたからこそ思います。
大切なのは、ネットの情報や数字に振り回されることではなく、
「今、自分にできること」を淡々とやっていくこと
かもしれません。

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